タイガー、コバートシリーズの新ドライバーをテスト
タイガー・ウッズはシーズン前半の「WGC キャデラック選手権」で、ナイキ社のSQ II 5番ウッドを、同じく「マスターズ」ではナイキ社のVRプロ リミテッドエディション 3番ウッドを、それぞれナイキ製の新作ドライバー「VR_S コンバート ウッズ」に切り替えた。
日曜日、「全英オープン」の練習ラウンドが行われたミュアフィールドで撮影された写真によると、ウッズはホーゼル部分に調整機能が付属されていない「VR_S コバート」ドライバーの試作品を使用していることが明らかになった。
同日夕方、ナイキのスタッフはPGATOUR.COMに対して、ウッズが今週、新作のドライバーを試していることを認めた。ウッズはこれまで、試合では三菱レイヨンの「ディアマナホワイトボード 73X 」シャフトを入れたナイキの「VRツアー」ドライバーを使用してきた。
「VR_S コバート」5シリーズ目となる新作は、6月末にUSGA(全米ゴルフ協会)の認めるドライバーヘッドリストに追加された。2月にUSGAのリストに加えられたシリーズ3作目、4作目とは異なり、ソールにネジ式のウェートが無いタイプとなっている。
日曜の練習ラウンドで撮影された写真から判断すると、ミュアフィールドでウッズが使用するクラブは、どうやらシリーズ5番目の、この新型ドライバーのようだ。軽量化に成功したそのドライバーこそ、14度のメジャータイトルを誇るウッズのために設計された特別なクラブのようなのだ。
噂によると、ここ最近のウッズはプロトタイプのドライバーを試打しているが、これまでの「VR ツアー」もゴルフバッグに忍ばせているようだ。しかし仮にウッズが今週、新しいドライバーを使おうと決断しても、ミュアフィールドでの使用頻度は限られることだろう。コースのレイアウトからして、フェアウエイウッドかロングアイアンが重宝されるからだ。
初日の木曜日、ウッズが「VR_S コバート」を使用することとなれば、これはマスターズで「コバート3番ウッド」を使用して以来、メジャー大会で2度目のクラブ変更となる。