4人が首位タイで並ぶ大混戦で最終日へ
「AT&T ナショナル」は2日目を終えた時点で、トップのスコアは通算7アンダーだった。そしてそれは、3日目を終了した後も変わらなかった。前日から唯一変わったのは、リーダーボードの顔触れだ。54ホールを終えて、ジェイムス・ドリスコル、ビル・ハース、ロベルト・カストロ、そしてアンドレス・ロメロが並んで首位となっている。
4人の中で、3日目がはじまる時点で首位に立っていたのはカストロだけだった。18番のチップインでパーセーブし、かろうじて首位をキープした。波乱の1日となったコングレッショナルの土曜日としては、ふさわしい終わり方だった。
ハースは9バーディ、パーはたったの5つ、そしてトリプルボギーを1つ叩き「68」でラウンドした。「今日は確かに6?8アンダーを出せる日だった」とハース。「しかし、パッティングが冴えなかったら4?6オーバーにもなり得る日だった」。
ロメロはバーディを4つ奪ったが、バックナインでダブルボギーとボギーを叩き、「70」で終了した。
カストロは始めの3ホールでダブルボギーとボギーを叩き3オーバーでスタートしたが、その後で4つのバーディを奪い挽回した。最後の3ホールではそのうち2ホールでバーディを奪った。
5バーティと2つのボギーを記録したドリスコルは、比較的安定したラウンドとなった。ドリスコルは「68」をマークし、ここまで3ラウンド全てで60代のスコアを出した唯一の選手となった。
「完璧なゴルフではなかったが、必ずしも完璧なゴルフをプレーする必要はない」とドリスコルは話した。「忍耐強くプレーし、良いパットを打ち、良いショートゲームをプレーできれば勝機は見えてくる。今週はまさにそんなゴルフをしようと考えてプレーしているよ」。
本日スタート時点でカストロと並び首位だったジョーダン・スピースは、まだ優勝争いから脱落したわけではない。本日は「74」で3オーバーとなったものの、首位とはまだ3打差だ。
むろん、悪戦苦闘しているのはスピースだけではない。コングレッショナルは今週、多くの選手達を苦しめている。アンダーパーで最終日を迎えるのは、たった26人だ。
最終ラウンドは、夕方から悪天候が予想されているため、予定されていた時刻より早いスタートとなる。3人一組のグループで8時30分からスタートし、最終組は10時30分にスタートする。