2013年 AT&Tナショナル

ザ・プレーヤーズ選手権から学んだR.カストロ

2013/06/29 13:34

今年5月に開催された「ザ・プレーヤーズ選手権」、ロベルト・カストロは初日を「63」でラウンドしたが、翌日を15ストローク多い「78」で終え、優勝争いから脱落した。しかし今回の「AT&Tナショナル」では、そんな失速は見られなかった。カストロは「69」で2日目を終え、ジョーダン・スピースと並び7アンダーで暫定首位タイに立っている。スピースは2日目を「66」でラウンドした。

「(ザ・プレーヤーズ選手権では)多くのことを学んだ。1日の好調なラウンドだけでは勝てないということもね」とカストロは話した。「良いプレーを次の日もキープしなければいけない。今日はそれができたんだ」。初日に続き厳しいスコアが続出した2日目だが、カストロは2日連続で3バーディを奪い、僅か1ボギーでラウンドした。「2ラウンドをいずれもアンダーパーで回るのは気分が良いよ。このコースはとても難易度の高いコースだからね」

一方で、そんな難しいコースを簡単に見せたのが、スピースだ。

かつてテキサス大学で傑出した才能を発揮していた19歳のスピースは、最初の9ホールを5つのバーディ含む「31」で回った。バックナインではバーディがなかったが、ボギーもなかった。12番でのバーディトライは、ボールがカップをくるっと半周して惜しくも蹴られた。この日は、フェアウェイキープに5度失敗したにも関わらず、18ホールで1度もボギーを叩かずに回った。

スペシャルテンポラリーメンバーとしてプレーするスピースは、制限あるスケジュールの中で最大限のプレーを見せている。今季13回の出場でスピースは、プエルトリコでの2位を含む4度のトップ10入りを果たしている。このまま逃げ切り、ツアー制覇となれば、今後2年の出場権を確保し、またフェデックスカッププレーオフへの出場権も手にすることになる。

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