16番の池ポチャに泣いたバッバ・ワトソン
2013/06/24 12:50
By Brian Wacker, PGATOUR.COM
「トラベラーズ選手権」最終日を首位で折り返し、TPCリバーハイランズで2度目の勝利を手中に収めつつあったバッバ・ワトソンが、16番(178ヤード・パー3)のティショットをまさかの池に落としてしまい、チャンスを逸してしまった。
16番のトリプルボギーが大きく響き、10アンダーでホールアウトしたワトソンは、プレーオフに進んだケン・デュークとクリス・ストラウドに2打及ばず涙を飲んだ。
ティショットを放った直後、ワトソンは明らかに不満そうな表情で、キャディのテッド・スコット氏と会話をはじめた。
ピンに向かって放たれたはずのティショットが、まだ空中を舞っていた時、ワトソンは叫んだ。「ゴー、ゴー!あぁ…なんてこった。池だ」。
ワトソンはスコット氏に確認した。「ヤーデージは本当に合っていたのか?」
スコット氏は、8番アイアンで打とうとしたワトソンに、9番アイアンを勧めたのは彼であったことを明かし、16番のミスショットに関して自分に非があることを認めた。
スコット氏は「彼(ワトソン)に間違ったクラブを渡したのは私だ。100%私のミスだった。彼の足を引っ張ってしまったのは明らかだよ」と、反省の弁を述べた。
この件に関してワトソンは、相棒のスコット氏をかばう姿勢を見せ、失敗の理由は何だったのか、二人で話し合ったことを明かした。
「ヤーデージの読み違いなのか、風に押しもどされたのか、ふたりで話しをしたよ。結論はミスクラブを選択してしまったために、16番のティショットに失敗したってことさ」。
3日目に続いて最終日もアンダーパーの「70」でホールアウトしたワトソンは、単独4位で大会を終えた。今季2度目のトップ10フィニッシュとなったものの、今週は何とも後味の悪い結果となってしまった。