2013年 ザ・メモリアルトーナメント

R.マキロイ 復調へ「それほど遠くはない」

2013/06/03 16:57

By Helen Ross, PGATOUR.COM

57位タイに低迷したR.マキロイだが、「全米オープン」に向けて悲観はない (Getty Images)

比喩的だが、ロリー・マキロイ(北アイルランド)にとって、少なくとも今週は、一石二鳥となりそうだ。

彼は明日、「全米プロ」のメディアデーが開催されるニューヨーク州ロチェスターのオークヒルへと向かう。その後、翌週木曜日から始まる「全米オープン」に先駆けて数日間の練習ラウンドを行うためにメリオンへと向かう。

うまく行けば、マキロイは「ザ・メモリアルトーナメント」でのプレーを過去のものとすることが出来るだろう。

「ザ・メモリアルトーナメント」初日で「78」と大叩きしてしまったマキロイ。そのスコアは自身の米国ツアーの成績でもワースト5のスコアとなってしまった。2日目を「69」でホールアウトし、何とか予選通過は果たしたマキロイだったが、週末の2日はそれぞれ「75」、「72」とスコアを伸ばせず、この大会は下位に甘んじてしまった。

「ザ・メモリアルトーナメント」の4日間(72ホール)で、マキロイは都合56度の機会で、34度しかフェアウェイをキープすることが出来なかった。彼のフェアウェイ率は、予選を通過した73選手中67位という低調な記録だった。

マキロイのパーオン率は33位、これは少なくとも1日平均6度のミスを意味する。トータルパット数は「121」で、パットのスコア貢献率は70位だった。

「全米オープン」などの予定が詰まっているマキロイは、こうした悪い結果にもさほど落胆することはない。「今週も幾つかの収穫がありました」と、マキロイは語った。「今日は(それまでの3日と比較して)かなりいいボールが打てたと思います」。

「パットの調子だって、悪くありません。もちろんまだ修正は必要ですが、理想の形はそんなに遠くありません」。マキロイは今大会のグリーン上での修正が、今季2戦目のメジャー大会となる「全米オープン」で生きてくると感じていた。

「すべての読みが、右に曲がると読み過ぎていて、引っ掛けてしまっていた」と彼は説明する。「多分、左から右に曲がるパットの時には、倍くらい読んでいたと思う。本当はそんなには曲がらないのに」。

「ほんの少しの調整だし、それは改善できるもの。今週、ポイントを見つけることが出来たので、次週それに取り組むことができるのは良かったよ」。

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