マキロイは107位 「どう説明したらいいのか」
By Helen Ross, PGATOUR.COM
「ザ・メモリアルトーナメント」初日、インスタートのロリー・マキロイ(北アイルランド)は、スタートホールの10番で23フィートのバーディパットを決め、幸先良い初日を迎えた。
しかし世界ランク2位のマキロイは、そこから急激に調子を落としてしまった。
マキロイは12番で58フィートのパットを4パットしダブルボギーとすると、前半だけで更に3つのボギーを叩く乱調ぶりで前半を「40」で折り返した。アウトに入ったマキロイは、バーディをひとつ決めたものの、更に3つのボギーを叩いてしまい、結局「78」でホールアウトした。
今日の6オーバーというスコアは、彼の米国ツアーキャリアの中で5番目に悪い数字だ。この大会だけに限っても、去年のこの大会、ミュアフィールドビレッジの2日目の「79」に次ぐ2番目に悪いスコアとなってしまった。
マキロイは初日、たったの7回しかフェアウェイを捕えることができなかった。そして右に大きく曲げるティショットを5度も打ってしまった。このことを今、彼は「大きなミス」と呼んでいる。
ここ4戦で3度のトップ10フィニッシュを果たしているマキロイは、大崩れした今日のスコアほど、自分のゴルフは悪くないと感じている。彼はドライビングディスタンスでツアー9位、パーオン率で4位だが、ストロークゲインパッティング(パットのスコア貢献率)は100位だ。
「ここ最近、ずっと同じ流れだ。たくさんの短いパットを外してしまった。何よりも“自信のなさ”が一番の原因だと思う。短いパットをきっちりと決めることは、その後に勢いをつける上でとても重要なんだ。でもそれらのパットを、いまの僕は決めることができていない」と、マキロイは振り返った。
マキロイは初日、最終ホールで4フィートのバーディチャンスがあった。しかしボールは頑なに、カップインするのを拒んでいるかに見えた。
「今日のプレーは、現状を示しているよ」と、マキロイ。「今は思うようなゲームができない。でも今とても努力をしているから、これがうまく行くきっかけとなることを願っているよ」。
マキロイが明日、「65」か「66」を出せば、彼は「全米オープン」前の最後の大きな試合となる今大会の決勝ラウンドに残れるだろうと考えている。彼はフラストレーションを抱えていることを認めつつも、それに支配されないよう努めている、と心の内を明かしてくれた。
「今日のような悪いラウンドがあったからといって、それは何も破滅させたりはしない」と、マキロイ。「でも今日のゴルフについては、どう説明したらいいのか悩むね」。