フェデックスカップスポットライト:フィル・ミケルソンの巻
ノーザントラストオープンで、優勝と準優勝をそれぞれ2度ずつ記録しているフィル・ミケルソン。今週、ツアー通算42勝目を狙ってリビエラCCに戻ってくる。
今シーズンはウェイストマネジメント フェニックスオープンでも優勝。特に初日の「60」という抜きん出たスコアは「59」、「58」という大記録に手が届こうかという程の素晴らしい出来だった。しかしそれ以外の3日は上位25位に食い込むことのない、平凡なスコアだった。ミケルソンは今週のノーザントラストオープン参加で、米国ツアー5週連続のラウンドとなる。
疲労はあるものの、今大会のクラシックなコースはいい経験になるだろう。ミケルソンは2008年と09年に優勝し、ビル・ハースにプレーオフの末に破れた昨年と07年は2位となった。
この大会で過去6年間、ロスのタフなコースでミケルソンは2位以内が4度あり、通算24ラウンドで53アンダー。その間パー「71」のコースで、7度も「66」以下の好成績を残した。
ブラント・スネデカーはフェデックスカップのランキングで700ポイントリードしている。トップの座をひた走るミケルソンを追いかけて、スネデカーは2012年の王者として確実にポイントを稼いでいる。
ミケルソンは、フェデックスカップが始まって以来の6年間で、上位7位以内に4度なっている。今年こそは、初の栄冠を狙っている。2009年ザ・ツアーチャンピオンシップで勝ち、タイガー・ウッズに次いでランキング2位が最高だ。
彼は、フェニックスの勝利で幸先よいシーズンのスタートを切った。ミケルソンがフェデックスカップに参加するようになって以降、もっとも早い時期の優勝であった。ツアーでのコンディションは良い状態にあり、ミケルソンは慣れ親しんだ場所で勝利を収めた(ところでツアー通算41勝している名選手にも、苦手なコースはあるのだろうか?)。ようやく今季、ミケルソンがフェデックスカップを手にする好機が到来したのかもしれない。
ここは相性の良いコースのひとつ。フェデックスカップ制覇に向けて、ステップを進めるチャンスが訪れた。