2019年 全米プロゴルフ選手権

リプスキーが数秒の遅刻で2罰打…辛くも決勝へ

2019/05/18 15:01
スタート時間に遅れて1番をティオフしたしたリプスキー(Icon Sportswire/Getty Images)

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(17日)◇ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)◇7459yd(パー70)

初日17位につけていたデービッド・リプスキーが第2ラウンドのスタート時間に遅れ、ゴルフ規則5.3aの違反により2罰打を科された。主催する全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)によると、午後0時43分のスタート時刻に数秒遅れたという。

同協会は、リプスキーは1番ティに向かっていたものの、定刻にティイングエリア内にいなかっと発表。同協会はスタート地点を、ティイングエリアを囲うロープ内と定めている。

米ゴルフダイジェスト誌によると、同組のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は「遅延となった瞬間は、彼が間もなく1番ティへの段差に足を踏み入れようとしたところだった」と証言。結局2ペナルティが科された1番は3打で上がり、無罰ならバーディのところをボギーが刻まれた。この日は「74」と落とし、予選カットライン上の通算4オーバー68位で辛くも決勝ラウンドに進んだ。(ニューヨーク州ファーミングデール/林洋平)

■ ゴルフ規則5.3a ラウンドが始まるとき(抜粋)

プレーヤーは自分のスタート時間にスタートしなければならない
・このことは、プレーヤーは委員会が設定したスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態でなければならないことを意味する。
・委員会が設定したスタート時間は正確な時間として扱う

規則5.3aの違反の罰:失格。ただし、次の3つの場合を除く

・例外1-プレーヤーが5分未満の遅れでスターティングエリアに到着し、プレーをすぐに始めることができる:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外2-プレーヤーが5分未満で早くスタートする:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外3-プレーヤーが時間通りにスタートできなかった例外的な状況があると委員会が裁定する:この規則の違反とはならず、罰はない。

2019年 全米プロゴルフ選手権