2019年 マスターズ

11年ぶりメジャー制覇 ウッズの優勝を振り返る

2019/04/15 04:50
ウッズの歓喜の雄たけび(Mike EhrmannGetty Images)

タイガー・ウッズが11年ぶりにメジャー優勝を遂げた。2005年以来の「マスターズ」5勝目で、米ツアー通算81勝目。これまでに成し遂げた記録と記憶に残る勝利を振り返る。

「マスターズ」でメジャー初優勝

1997年は4日間をすべてアンダーパーで回って通算18アンダーとし、2位に12打差という最大ストローク差優勝の記録を樹立した。21歳3カ月14日での勝利は、大会の最年少記録となっている。

トリプルグランドスラムを達成

プレーオフを制し全米オープン優勝したウッズ(Ross Kinnaird/Getty Images)

2008年「全米オープン」では、左ひざに痛みを抱えながら、ロコ・メディエイトとのプレーオフを制し、メジャー通算14勝目。00年、02年に続き、3度目の全米オープンのタイトルを獲得した。4大メジャーを3回ずつ優勝するトリプルグランドスラムとなった。

勝利数でジャック・ニクラスを超える

ジャック・ニクラスの記録を抜いたウッズ(Patrick McDermott/Getty Images)

2012年6月「AT&Tナショナル」でツアー通算74勝目を挙げ、ジャック・ニクラスのツアー通算勝利数を超えた。勝利数は、故サム・スニード(82勝)に続く歴代2位になった。スキャンダルや故障を乗り越え、同年3月に2年半ぶりに復活優勝を挙げていた。

キャリア最長の未勝利期間を経て 5季ぶりの復活V

5季ぶりの復活優勝

腰のケガの影響でキャリア最長の未勝利期間を経て、2018年「ツアー選手権」で5季ぶりのツアー通算80勝目を挙げた。一時は「僕の未来はどうなるか分からない」と現役引退の可能性を示唆したが、米ツアー最多勝利記録に2勝と迫った。

14年ぶりに「マスターズ」制覇

グリーンジャケットにそでを通したのは、2005年以来で5度目となる

2019年大会で、11年ぶりとなるメジャー通算15勝目を挙げた。マスターズ優勝は1997年、2001年、02年、05年に続き5回目となった。目まぐるしい展開となったサンデーバックナインを制し、故サム・スニードの記録にあと1勝と迫るツアー通算81勝目とした。

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