グリーンを囲むイスの行列 ~中野義昌カメラマン「マスターズ」紀行(6)
2019/04/14 12:52
はじめてのマスターズ取材
この写真を見て、「さすがホスピタリティがあふれるマスターズ。コースには座席が用意してあるんだなあ」なんて思う方がいたりして…。
グリーンの周りに敷き詰められた、たくさんのイス。これらは大会が用意したものではなく、パトロン個人の持ち物だ。来場者が早朝の開門と同時に目指すのは、観戦エリアを確保すべく、“場所取り”をすること。中にはいくつもイスを抱え、お目当てのホールに次々と置いていくツワモノもいる。
ちなみにこちらは18番グリーン周りの様子。最高のスポットゆえ、第1組スタートのおよそ1時間前には“満員御礼”だ。16番(パー3)の周辺も人気が高い。まあ、最近は場所取り自体が禁止されているケースがほとんどだからこそ、こんな光景も珍しい。最終日のあしたはカメラマンの私たちも18番で場所取りが必要。さて、どこにイスを置くべきか。最後に良い写真が撮れるかどうかも、オーガスタの魔女だけが知っているとか。