2019年 マスターズ

金谷拓実が公式会見に出席 “名言”用いて英語であいさつ

2019/04/09 07:30
ちびっこのパトロンにサインを求められるアマチュアの金谷拓実。東北福祉大のユニフォームで練習を重ねている

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

日本人アマチュアとして2012年の松山英樹以来の出場を果たす金谷拓実(東北福祉大3年)が、開幕3日前に公式会見に出席した。前年の「アジアパシフィックアマチュア選手権」で優勝して出場権を獲得。「小さい頃からの夢がかなった」と喜んだ。

前週4日(木)にオーガスタに入った金谷は、連日当地で汗をかいている。この日も午前中から練習ラウンドを行い、午後に会見に呼ばれた。2年前に新装された最新鋭のメディアセンターのインタビュールーム。「ラテンアメリカアマチュア選手権」を制して出場権を得たアルバロ・オルティス(メキシコ)と並んで登壇した。

司会者に促され、金谷が最初に発したのは”I'm so happy to come here. I'm so excited.”という英語でのあいさつ。サッカー元日本代表の本田圭佑が、2014年にイタリアセリエAのACミランに入団した当時の言葉を参考にして、この場に準備してきたという。その後は日本語で「とにかくここに来られてうれしい。初めてメジャーに出るし、この試合は小さい頃からの夢だった。結果を出したい」と意気込んだ。

「(アジアパシフィックアマで)優勝した後はまだ6カ月あるなと思ったんですけど、2019年になってから『もう3カ月、4カ月しかないんだ』と思いました」と、年明けから迫りくる瞬間に心を躍らせてきた。前週には大学OBの先輩である松山と練習ラウンドを行い、「『この位置はあそこに打つと傾斜で寄るよ』というのは教えてもらいました」とコース攻略のアドバイスをもらっている。

前週は、安田祐香(大手前大1年)が初開催の「オーガスタナショナル女子アマチュア」で3位に入る活躍を見せた後、金谷に「PGAの大きなメジャーに出られるのはすごい。アマチュアのゴルファーとしてローアマを目指してもらえたらと思う」とエールを送った。その最終ラウンドのプレーをロープサイドで観ていた“先輩アマ”も奮起したい。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

段々と緊張感が漂ってきた。
松山選手に続け!
今日は一人で練習ラウンド。

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