金谷拓実は予選落ち 「マスターズ」ローアマに向け再調整へ
2019/01/13 07:30
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 2日目(11日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
20歳のアマチュア・金谷拓実(東北福祉大学2年)の米ツアーデビュー戦は予選落ちに終わった。2日目は89位からスタートし、3バーディ、3ボギーの「70」で通算1オーバーの109位。予選通過ラインに3打届かず、「やり切れなかったことが、本当に悔しい」と繰り返した。
後半15番でバーディを奪い、通算イーブンパーに戻した直後の16番で1.5mを外しボギー。17番(パー3)でも1mを外し、終盤に2つ続けて落とした。「イージーなパットを外した。普段通りのことができなかった」。緊張はなかったと言うが、「技術が足りなかった」と受け止めた。
昨年10月「アジアパシフィックアマチュア選手権」を日本人では同大OBの松山英樹以来7年ぶりに制し、「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を得た。今週は、オーガスタでも再会する憧れの松山やジョーダン・スピースらと同じ舞台でプレー。「マスターズを前に(米ツアーを)知れたことは良かったと思う」と話した。
この後は大学がある宮城県仙台市に戻り、3月のオーストラリア合宿などを経て、次戦の4月「マスターズ」に備える。「今回見つけた課題を修正していく。マスターズではベストアマを目指したい」。8年前の2011年、同じく米ツアー初挑戦の「ソニーオープン」で予選落ちし 、同年「マスターズ」でローアマチュア(27位)に輝いた松山と同じ足跡を思い描いた。(ハワイ州ホノルル/林洋平)