2018年 ツアー選手権

レッスン会で“おもてなし” 松山英樹は最終戦の調整完了

2018/09/20 07:15
レッスン会の後には、今季最後の練習ラウンドを行った

◇米国男子◇ツアー選手権 事前情報(19日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)

5年連続でシーズン最終戦に出場する松山英樹は、開幕前日に当地で最終調整を終えた。午前9時半からアマチュアへのレッスン会に参加。その後、約1時間半の打ち込みと、アウトコースで練習ラウンドを行い、初日のティオフに備えた。

大会はプロアマ戦が設けられず、プロが朝食会やゴルフクリニックでゲストをもてなすのが恒例になっている。クリニックではアマチュアが20人ずつ、3組に分かれてショット、アプローチ、パッティング部門をローテーションしてプロにアドバイスをもらう。

松山はマーク・レイシュマンキャメロン・スミスのオーストラリア勢と一緒に練習グリーンで、パッティングのレッスンを担当した。計1時間半にわたってゲストのフォームなどをチェック。その間、気軽にサインや記念撮影のリクエストに応じながら、もてなした。

ツアー選手権の開幕前日はプロによるゴルフクリニック。松山英樹はレイシュマンとパターをレッスンした

本格参戦初年度の2014年から毎年出場してきた松山は、開幕2日前に始めたコースチェックを、両日とも9ホールにとどめた。

8月の「WGCブリヂストン招待」からプレーオフ第3戦「BMW選手権」までの6週連続出場は、2014年シーズン終盤(ツアー選手権まで)の7連戦に次ぐロングラン。前週のオープンウィークを休養に努めても「まだ疲れているのかなという感じがあります」とこぼす。「試合が始まればしっかりやりたい」と気丈に言うが、足取りは少々重そうだ。前日に続いて、この日もラウンド後は居残り練習を行わず、すぐに帰りの車に乗り込んだ。

イーストレイクGCでの最高成績は2016年の5位。16ラウンドのうち、アンダーパーをマークしたのは6回で、平均スコアは「70.38」とオーバーパーとなっている。滑り込みで入った30人のエリートフィールドで、もうひと踏ん張りする。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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