ボールが飛び込みカップ破損 修復できない場合はどうする?
◇米国男子◇ウィンダム選手権 初日(16日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7127yd(パー70)
初日にツアー史上9人目(10回目)の50台となる「59」をマークしたブラント・スネデカーは、歴史的プレーの印象をより深めるような珍場面を演出した。
残り176ydから放った2打目が直接カップに飛び込み、イーグルとした後半6番のパー4。この1打でカップの淵は大きく破損した。競技委員は平らにしようと試みたが、結局、修復は不可能と判断した。
競技は一時中断。数十センチ離れた場所に新しいカップを切り直す異例の措置となった。3mほどのバーディパットを残していた松山のボールは競技委員の立ち会いのもと、最初のカップから距離とラインが極力変わらない位置に移動された。松山はこれを外したが、一連の措置の影響は「なかった」とした。
スネデカーは「最高のショットがカップに飛び込んでラッキーだった。(カップの切り替えによる)しばらくの待ち時間ができたことで、自分のスコアの現状を理解することもできたんだ」と振り返った。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)
ゴルフ規則裁定集
16-1c/3 古いホールの埋跡が凹んでいる(または盛り上がっている)場合
質問:球がパッティンググリーンにのっていて、パットの線上に古いホールの埋跡がありそれが少し凹んでいる(または盛り上がっている)場合、プレーヤーはどのような救済を受けることができるか。
回答:プレーヤーはパッティンググリーン面が平らになるようにその埋跡を持ち上げる(または凹ませる)ための処置をとってよい。もしそうすることが不可能な状況であれば、プレーを中断して委員会にその埋跡を持ち上げる(または凹ませる)ように要求することができる。要請を受けいれてその埋跡を平らにさせるには時間を要する場合、委員会はその埋跡を修理地と宣言すべきである。その場合、プレーヤーは規則25-1bに基づいて救済を受けることができる。
ゴルフ規則
25-1 b 救済 球がウォーターハザードやラテラル・ウォーターハザード内にある場合を除き、プレーヤーは異常なグラウンド状態による障害から救済を受けることができる。