なかなか落ちなかったボール 「10秒ルール」でパーに
◇米国男子◇トラベラーズ選手権 2日目(22日)◇TPCリバーハイランズ (コネチカット州)◇6841yd(パー70)
ザック・ジョンソンは後半3番に6mのバーディパットを放つと、ボールはカップ右ふちに止まった。いまにも落ちそうなボールに向け、ジョンソンはゆっくり前進し、カップ付近でしばらく静止。タップインのためにストロークしようとするとボールはカップに吸い込まれていった。
パターはボールに触れていなかったが、同組選手らに確認し競技委員を呼んだ。ゴルフ規則では、カップ付近に止まって落ちそうなボールの対応について、選手はホールに歩く時間に加えて待てるのは10秒間までと定められているからだ。
Zach Johnson took a par.
— PGA TOUR (@PGATOUR) 2018年6月23日
He sits one back of the lead.
His thoughts: pic.twitter.com/e2v7IQiD41
競技委員は「ジョンソンは10秒以上かかった。もし8秒だったらバーディだった」と結局、同ホールはパーに終わった。一方、ジョンソンは「ボールはいまにも動きそう、動きそう、という状況に見えた。なかなか近づきにくいよ。10秒ルールのことはわかるけど、少しあいまいのように感じる」。2日目を終え、首位と1打差の9アンダーにつけながら不満顔を浮かべた。
(ゴルフ規則:16-2 ホールのふちからせり出している球)
球の一部がホールのふちからせり出している場合、プレーヤーは不当に遅れることなくホールに歩み寄る時間に加え、球が止まっているかどうかを確かめるために更に10秒間待つことができる。
その間に球がホールに落ち込まなければ、その球は止まったものとみなされる。球が前記の時間を過ぎてホールに落ち込んだときは、最後のストロークでホールに入ったものとみなされ、プレーヤーはそのホールの自分のスコアに1打の罰を加えなければならない。それ以外の場合には、規則16-2による罰はない。