宮里優作は本戦切符逃す スコットら突破/全米OP予選会
14日(木)に開幕する今季メジャー2戦目「全米オープン」(ニューヨーク州シネコック・ヒルズGC)の予選会は4日、米国10会場で行われ、オハイオ州の会場で参加した宮里優作は2アンダーの31位タイに終わった。出場120選手中、上位14人に付与された本戦切符を逃した。
異なる2コースを1日で回る36ホールのストロークプレー。宮里は午前にブルックサイドG&CCを「72」、午後にレイクG&CCを「70」でプレーした(いずれもパー72)。腰痛をおして出場したが、カットラインに4打届かなかった。
前日まで米ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」を戦い、この日の朝の体の状態で出場を決断。「あんまり良くはなかったけど、体を動かしたら少しは良くはなった。ただライによってはきびしかった」という。午前中のスタート直後、前半11番から2ホールで3つスコアを落とすなど出だしでつまずき「ダボ、ボギーで出て行ってしまったので、それが響いた。あとはパットが入らなかった」と振り返った。
11日付けの世界ランキング上位60位以内の選手にも本戦出場権が付与されるが、現在68位の宮里に次週の出場予定試合はない。「やっぱり予選会に出ているようじゃダメですね。60位以内に入っておかないと。来年はもっと余裕をもっていきたい」と前半戦の戦いぶりを反省した。
宮里は今後、引き続き欧州ツアーへのスポット参戦をにらみながら、状態を整えていくつもり。21日(木)からドイツで行われる「BMWインターナショナルオープン」(ゴルフクラブ・グートラーヘンホフ)に出場する可能性もある。「次のメジャーは(7月)全英オープンになる。ケアをしながら調整していく。ここでケガをしないようにしないと。ダメだったけど、色々つかめたものがあったので出て良かった」と前向きに話した。
なお、当地ではアダム・スコット(オーストラリア)、シェーン・ローリー(アイルランド)、シュバンカー・シャルマ(インド)、ラッセル・ノックス(スコットランド)らが本戦切符を獲得。テネシー州の会場で51歳のスティーブ・ストリッカーが通過した。(オハイオ州/林洋平)