昨年覇者ガルシアが池ポチャ5回で悪夢の「13」 大会ワーストに並ぶ
◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)
ディフェンディングチャンピオンのセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、1ホールでの大会ワーストスコアに並ぶ「13」をたたいて、初日を9オーバー「81」とした。85位と大きく出遅れた。
2オーバーで15番(パー5)を迎えたガルシアは、ティショットをフェアウェイに置いたが、ピンまで206ydの第2打を6Iでグリーン手前の池に入れた。ドロップしたのは残り約90ヤード地点。だが、その後の4打目から6、8、10打目まで連続4回、このホールで合計5回池に落として、ようやく12打目でグリーンオン。3mを沈めて「13」とした。
With his 10th shot of the 15th hole, Sergio Garcia delivered his fifth consecutive ball into the water. #themasters https://t.co/Nj020wsUeB pic.twitter.com/kWA0XBSlUK
— CBS Sports (@CBSSports) 2018年4月5日
ホールアウト後のガルシアは「何を言えばいいのか、分からない。ミスショットなしで13を打ったのはキャリアで初めてのこと。ただ、それだけだよ。良いショットをたくさん打ったけど、球は止まろうとしなかった」と肩を落とした。
これまでの「マスターズ」での1ホールのワーストスコアは、中嶋常幸(1978年/13番)とトム・ワイスコフ(1980年/12番)が記録した「13」。ガルシアは38年ぶりにこれに並んだ。
15番ホールのワーストスコアは尾崎将司(1987年)、ベン・クレンショー(1997年)、イグナシオ・ガリード(1998年)の「11」だった。ガルシアは、同ホールでの最多ストローク記録を更新した。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)