宮里優作は松山と練習ラウンド「毎回よみうりの18番」
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(1日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)
今季海外メジャー初戦「マスターズ」開幕を控えた日曜日、会場のジョージア州・オーガスタナショナルGCで、大会初出場となる宮里優作は松山英樹と一緒にアウト9ホールの練習ラウンドを行った。2人は午前11時半ごろ、そろって1番からティオフした。
この日、コースでは7歳から15歳までのジュニアゴルファーが参加する「ドライブ、チップ&パット選手権」の決勝大会が行われており、クラブハウスや練習場、1番ティ、9番グリーン、18番グリーン周辺以外はパトロンや報道陣の立ち入りは禁止。
前週水曜日から連日18ホールを回ってきた宮里は「もう少し“ワッ”ってくるものがあるかなと思ったけど、試合が始まってみないと分からないでしょうね。それよりも、コースをどうしようかってことで頭がいっぱい」と、苦笑いで初オーガスタの感想を語った。
「キャリーが出ていないし、まぁ長い。2打目からパッティングが終わるまで、傾斜を使って寄せることを意識しないといけない」というのがコースの印象。自身が国内ツアー初優勝を飾った東京よみうりCCの急傾斜で有名な名物グリーンを引き合いに出し、「毎回よみうりの18番」と記者たちを笑わせた。
前週水曜日は1人、木曜日は小平智、金曜日からは松山英樹と練習ラウンドを行って、少しずつコースの知識を蓄えてきた。あす月曜日はラウンドせずに、火曜日にもう1ラウンド、水曜日は午前にハーフを回って、午後から「パー3コンテスト」に出場予定。
妹・藍さんは「パー3コンテスト」への出場を渋っているが、「直前まで交渉します。1回貸しがあるはずなので」と、自身が藍さんのキャディをしてプロ初優勝に貢献したことを交渉材料にするつもり。「最悪は宮里聖志で行きます」と、再び記者たちを笑わせた。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)