2017年 ザ・プレジデンツカップ

プライス主将の松山英樹評 世界選抜での役回りは?

2017/09/27 11:06
会見に臨む世界選抜キャプテンのN.プライス。互いに3年連続となる松山英樹に期待を寄せた(Sam Greenwood/Getty Images)

◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇ザ・プレジデンツカップ 事前情報(26日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7328yd(パー71)

2年に1度の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」開幕2日前の公式会見に両チームのキャプテンが出席。世界選抜(欧州を除く)のニック・プライス(ジンバブエ)が松山英樹について語った。

プライスは2013年から3大会連続で世界選抜を率いる。同じく3連続出場となる松山は、回数を追うごとに存在感を大きくしてきた。今年はチーム最高位の世界ランキング3位で選抜入りとなったが、キャプテンは「今回、彼が過去2大会よりもカラを破っているのは明らか」とコメント。「ジェイソン・デイアダム・スコットら毎回、何人かの同じメンバーがいることも大きい。みんなから“イジられ”たり、冗談をかわしたり、彼自身が騒いでいることもあるよ」と、英会話が依然、完ぺきではないとはいえ、松山のコース外での成長を実感している。

今大会は5月の「ザ・プレーヤーズ選手権」を制した22歳のキム・シウー(韓国)が初のメンバー入り。「特に今回はシウーにとっても彼の存在は望ましい。今週は面倒を見てくれるだろう」とプライスは“弟分”のサポートを期待した。

ニューヨークエリアでの開催とあって、選手たちは事前に地元メディアを巡って大会をPR。コース入りする直前にも、早朝からテレビ局などに足を運んでいる。松山は「僕はあまり話すことはないんで。こういう時、日本語しかしゃべれないとラクでいいですね」と笑ったが、「みんなが良くしてくれているので楽しめている」と話した。

大会は例年、選手のリラックスタイム用に施設内にアーケードゲームを用意。チームのコミュニケーションツールとしても活用されている。松山のお気に入りは卓球台。「誰が強いか? 競い合ったことはないからな…。アニルバン・ラヒリ(インド)はズバぬけてうまい。ブランデン・グレースルイ・ウーストハイゼンは毎年すごいなと思いながら見てます。シウーには勝てますね」。

ちなみに、ジェイソン・デイ(オーストラリア)は「ゲームしかやってない」(松山)んだとか。

アーニー・エルス(南アフリカ)とかが、(選手として)いなくてさびしい部分ありますけど、自分と近い世代の選手が加わった。楽しみです」。目標は「みんなで勝つこと」と言い切った。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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