2017年 ソニーオープンinハワイ

マスターズ出場につなぐ! 谷原秀人が10位で最終日へ

2017/01/15 15:37
谷原秀人が存在感を発揮。1Wの精度がよみがえり10位タイに浮上した

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 3日目(14日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

13位から出た谷原秀人が4バーディ、1ボギーの「67」と伸ばし、日本勢最上位となる通算10アンダーの10位タイに浮上。2日目は右に曲げていた1Wショットの精度が戻り、最終日を楽しみな位置で迎える。

1Wの重心位置を初日と同じ設定に戻し、「フェアウェイに行くようになった」というキープ率は78.57%(11/14)を記録。「アイアンがピンを刺さなかったので、そこはもったいなかった」と引っ掛かり気味のアイアンショットに歯がゆさをにじませたが、アドレス時のボールの位置次第で「出球をコントロールできると思う」と修正案は頭にある。

荒れ気味だったアイアンをカバーしたのは、持ち味である巧みなショートゲーム。後半11番(パー3)では、4Iの1打目を大きくグリーン左奥に曲げるピンチ。残り25ydからのロブショットはピンを2.5mオーバーしたが、これをねじ込みボギーを回避した。

今大会前の世界ランクは55位。4月の「マスターズ」出場に向けて3月27日時点のトップ50入りを目指す谷原にとっては、出場試合で成績を出してポイントを加算していきたい。今大会を10位タイ以内で終えれば、2週間後の米国ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」の出場権を手にできる。「みんな伸ばしてくるので、あしたも伸ばさないといけない」と、モチベーション高く最終日に臨む。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)

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