マキロイ、東京五輪の不参加を示唆 代表国選択の悩みを語る
2017/01/12 08:05
世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が2020年の東京五輪の不参加を示唆した。10日、英国放送協会(BBC)の取材に「おそらく(五輪に)出ないだろう」と答えた。
「五輪は素晴らしいし、ゴルフが五輪に加わったことは本当に良いこと」と話すマキロイの複雑な胸中は、自身の国籍にある。英国連邦を構成する北アイルランド出身のマキロイが五輪に出るには、英国代表かアイルランド代表のどちらかを選択する必要がある。
2016年のリオデジャネイロ五輪ではアイルランド代表を選択したが、ジェイソン・デイ(オーストラリア)、松山英樹らと同様にジカ熱を理由に出場を辞退した。
マキロイは「ゴルフが五輪に復帰すると決まった時点から僕は悩み続けてきた。僕自身は誰なのか?どこ出身の人間なのか?どこに忠誠心を置くべきなのか?とずっと自問してきた。どこかを選びたくないわけではないが、僕にとって北アイルランドは大切な場所なんだ」と説明。「個人の決断として、尊重してもらえたら」と話した。