「俺は死んでない」タイガー・ウッズ、ブリヂストン製ボールで競技復帰へ

タイガー・ウッズが、12月1日から開催される自身の主催競技「ヒーローワールドチャレンジ」（バハマ／アルバニーGC）で、ブリヂストンスポーツのTOUR B330S ボールを使用する意向であることが分かった。米紙USAトゥデイ（電子版）などが27日、報じた。

腰のケガでツアーを長期離脱しているウッズは同大会で、競技に復帰する意欲を示している。長年クラブやボールの使用契約を結んできたナイキが8月にゴルフ事業撤退を表明して以降、ウッズはさまざまなクラブを試してきた。同紙や米スポーツ専門局ESPNによると、27日も、アルバニーGCの練習場で2時間以上にわたり、クラブをテストした。その際、ボールはB330Sを使用。ウッズは「ボールが一番重要なんだ。ボールを選ばなければ、ほかの物も選べない」と、最初にボールを選定した理由を説明した。今後も、クラブのテストは続けるという。

ウッズは昨年8月の「ウィンダム選手権」を最後にツアーを離脱。当初復帰戦とする予定だった今年10月の「セーフウェイオープン」のエントリーを直前に取り消し、復活を危ぶむ声も出ていたが、同紙などに対し「俺は死んでいない（I’m not dead）」と語った。

ブリヂストンスポーツは、B330Sについて、「飛距離性能よりグリーン周りでのスピン性能を求めるプレーヤー向けで開発。米ツアーではマット・クーチャーやブライソン・デシャンボーが使用している」（広報・宣伝部）と説明している。