【速報】日本勢は苦しい開幕 片山、池田ともに初日3オーバー
「リオデジャネイロ五輪」の男子ゴルフが11日、オリンピックGCで開幕した。1904年のセントルイス大会以来となる112年ぶりの五輪競技復帰。日の丸ユニフォームに身を包んだ日本代表の片山晋呉と池田勇太は、ともに3オーバーの「74」(パー71)で初日のプレーを終えた。
気温が20度を割り込んだ初日の朝、現地時間午前8時3分に第4組でスタートした片山晋呉は赤いセーター姿。2番で2mのパーパットを外してボギーが先行したが、続く3番の351yd、パー4でしっかりバーディを取り返し、6番パー3で3m弱を沈め、前半9ホールを1アンダーで折り返した。
後半は気温が25度前後まで上がったものの、西からの風がピンがしなるほど強まった。途中で白いベストに着替えた片山は、10番パー5で1m強のパーパットがカップに蹴られると、13番ではダブルボギー、15番ボギーとスコアを落とした。
ホールアウト後は、「うまく前半は攻められた。後半は風が出てきて相当難しくなったけど、自分のミスもあったので残念。明日以降は少しでもアンダーパーを出していかなければいけない」と2日目以降の挽回を期した。
一方、現地時間9時47分スタートだった池田はポロシャツ姿でのティオフ。チャンスホールの3番で2打目をミスしてボギーを叩くと、続く4番パー3で連続ボギー。さらに5番パー5でもティショットを池に落としたが、4打目をピンそばにつけ、ナイスパーセーブで落ち着きを取り戻した。
さらに2つスコアを落として迎えた終盤、池田は17番パー3でホールインワンかと思うナイスショットを見せたが、球がピンを直撃して手前のバンカーまで転がり落ちる不運。最終18番パー5でようやく初バーディを奪い、片山と同じ3オーバーで初日を終えた。
池田のホールアウト時点で、3オーバーは50位。片山と同組でプレーしたマーカス・フレイザー(オーストラリア)が8アンダー「63」をマークしてクラブハウスリーダーとなっている。
世界ランク上位選手では、4番で五輪史上初のホールインワンを決めたジャスティン・ローズ(英国)と、7月の「全英オープン」を制したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らが4アンダーでプレー中。リッキー・ファウラー(米国)は4オーバーで苦しいプレーが続いている。