2016年 リオデジャネイロ五輪

丸山ヘッドコーチと倉本強化委員長が現地入り「充分に戦える」

2016/08/09 12:07
日大ゴルフ部の先輩・後輩。片山晋呉の練習を見守る丸山茂樹

「リオデジャネイロ五輪」ゴルフ日本代表チームの丸山茂樹ヘッドコーチと、オリンピックゴルフ競技強化対策本部の倉本昌弘委員長が8日(月)、ブラジル・リオデジャネイロに到着した。片山晋呉の練習ラウンドに合流し、約7ホールをともに歩いてコースチェックを行った。

丸山は片山の日大ゴルフ部の3学年先輩となる。軽く、パウダー状の砂質のバンカーから片山がうまく距離を出せないことを見抜いた丸山は「クラブを上から入れないで、横から横に払う感じ。インサイドインのイメージで打ってみたら」と、さっそくアドバイス。片山も打てば響くような反応で「本当だ。これを聞きたかったんですよ」と、すぐにコツをつかみ取っていた。

現地入りした丸山茂樹ヘッドコーチと倉本昌弘強化委員長

インコースを視察した丸山は、「想像よりもタフ。広いところと、タフなところのバランスがうまく取れている。イギリスとアメリカのゴルフ場をうまくミックスさせたようなイメージ」と、その第一印象を語った。

「計算と経験が必要になる。警戒し過ぎても良くないし、狙えるところはきちんと狙っていくのが大事。予選落ちがないのは“醍醐味”でもあるから、アグレッシブに行くところは行った方がいい」と、メダルを懸けた戦いを展望した。

ふたりにとって日大ゴルフ部の大先輩である倉本委員長も「これなら充分できる」と、初めて見たコースからポジティブな印象を受け取った。「これだけランが出てくれれば、アメリカ的な長いコースよりはチャンスがある。日本人の繊細さとコントロールがあれば充分に戦える」と、日本人選手の活躍に期待を膨らせる。「1つ、2つのミスは出るコースだから、くじけなければいい」と、エールを送った。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

JAPANで統一されたキャディバッグとヘッドカバー
めっちゃ真剣に穴堀りフクロウを撮影する片山プロ
片山の練習ラウンドを見守る人々
晋呉チームの日曜日。余裕っすね
日曜日は体調がまだ万全ではなかった池田勇太
福田キャディの足元には日の丸が
日曜日、コースを突風が吹き抜けた

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