2016年 ザ・メモリアルトーナメント

岩田寛の苦悶は続く 松山英樹との差にショックも?

2016/06/02 08:34
ハードな日程の中、開幕前日にミュアフィールドで9ホールの練習ラウンドを行った岩田寛

直近2試合続けて予選突破を果たしている岩田寛だが、「(感触は)よくないですね」と、表情は相変わらず暗いままだ。オハイオ州にあるミュアフィールドビレッジGCで行われる「ザ・メモリアルトーナメント」開幕を前日に控えても、その苦悶は続いている。

次週月曜日に行われる「全米オープン」予選会も見据えて、今週の岩田は忙しい。

月曜日にミュアフィールドビレッジGCを18ホール(うち9ホールは松山英樹と一緒)回り、火曜日は主催者推薦での出場ということもあり、別会場でのプロアマ戦に参加。この水曜日は午前中に予選会の一会場をカートで回ってチェックしたあと、ミュアフィールドのイン9ホールをラウンド。その後、練習場で打ち込みを行った後に、再び予選会のもう一会場の視察へと向かう予定だ。

松山英樹と並び練習場で打ち込みを行った岩田寛。その差を今、痛感している。

月曜日に松山と一緒に回ったが、「球のとらえ方がうまかった。調子が悪そうであれ。僕が絶好調でもあそこまでいかない。レベルが違い過ぎる」と漏れてくるのは嘆き節。「なんか…、疲れていても、元気でも、コースが難しくても、簡単でも、なんにも変わらない。自分がよくなきゃ面白くない!」と、なかば心の叫びをそのままに口にした。

「すごく良いときっていうのはそんなにないと思うけど、悪くてもこうするみたいな…。分かっているんだけど、もうとんでもないのが出ちゃうから、早く布団に入りたい」と続けた岩田。「でも、練習するしかない」と、最後は自分に言い聞かせるように、練習場の打席に立った。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

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