2016年 マスターズ

60cmから6パット アーニー・エルスに何が起きた?

2016/04/08 10:02
アーニー・エルスは自らのパターをにぎりうつむいた(Harry How/Getty Images)

メジャー通算4勝を誇るアーニー・エルス(南アフリカ)が「マスターズ」初日に不名誉な記録を作った。

スタートホールの1番で、3打目のアプローチを60cmに寄せたが、そこからなんとホールアウトに6パットを要して9打を記録。1番ホールでの過去最多ストローク(過去4人が8打を記録。直近は2007年のジーブ・ミルカ・シン)を1打上回るワースト記録となった。

近年、ショートパットにトラブルを抱えていたエルスだが、この日もカップの1m以内を2往復。右手だけでタップインしようとした20cmのパットもカップをなめ、ようやく6パット目でカップに沈めた。「何が起きたか説明できない。自分が何をしたかよく分からないんだ」と呆然とした。

カップからボールを拾い上げる際は、落胆しきった様子だったエルス。この日の計39パットはフィールド最下位。長い初日を8オーバー「80」の81位タイで終えた。46歳のベテランは「グリーンまでは悪くないんだ。あすも必死に挑戦するよ」と前を向いた。

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