2016年 WGCキャデラック選手権

回復待つ松山英樹 開幕2日前は練習場でウェッジの打ち込みも

2016/03/02 09:02
ドライビングレンジで調整する松山英樹。飯田トレーナーが見守った

フロリダ州のトランプナショナルドラールで行われる「WGCキャデラック選手権」開幕2日前の1日(火)、松山英樹は当地で午後から練習を行った。前週の「ザ・ホンダクラシック」を2日目に股関節痛のため途中棄権。回復具合と出場可否が心配される中、慎重な調整ぶりが目立った。

松山はこの日、前日2月29日(月)には行わなかったドライビングレンジでの打ち込みから練習をスタート。ウェッジなどの短いクラブが中心で、アイアンやウッドについてはそれぞれ数球ずつ、力を抑えたショットで感触を確かめた。

その後は1時間あまりのパット練習のあと、ウェッジとパターを手にインの9ホールをコースチェック。アウトを回った前日同様、グリーン周辺のショートゲームがメインだったが、時折130yd前後のウェッジショットも見せた。

ラウンド後は再びドライビングレンジへ向かい、ダンロップスポーツの担当者と複数のウェッジをテスト。結局コースをあとにしたのは午後6時前だった。

飯田光輝トレーナーは「(きょうは)良くなっているので、朝もトレーニングをして、球数と距離も増やして打ちました。試合に出られるような準備段階は踏んでいます」とコメント。

今大会はプロアマ戦がなく、あすの開幕前日の調整方法は再びコンディションを確認してから決めることになる。「あとは彼自身の感覚と相談です。きょう体を動かしてみて、あしたの朝、起きたときに状態が悪化しているのか、いないのかという点を判断しなくてはいけません。それを見極めたい」と今後の長いシーズンも考えながら、ティオフの可能性を探る。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)

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