米国男子ツアー

お騒がせ男のその後…ロバート・アレンビー「悪夢にうなされる」

2015/12/27 11:30
ラウンド途中に解雇したキャディーのミック・ミッドルモと写るロバート・アレンビー※撮影は2015年「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」(Halleran/Getty Images)

今年、ゴルフのプレー以外で話題をさらった一人は、オーストラリアのロバート・アレンビー(44)だろう。1月の「ソニーオープン in ハワイ」で予選落ちした夜、強盗に誘拐されたと主張。7月の「RBCカナディアンオープン」ではラウンド途中にキャディのクラブジャッジを責めて“解雇”し、ギャラリーに代役を務めてもらった。

アレンビーは今月、オーストラリアの地元紙ヘラルドサンに対し「俺を殺そうとする2人の男から走って路地を逃げ回る悪夢を、いまも何度も見るんだ」と語った。

事件の後、アレンビーの財布を盗んだ容疑で男が逮捕され、有罪判決を受けたが、警察は強盗や誘拐の容疑を立件しなかった。また、キャディのミック・ミッドルモ氏は解雇された後、薬をのまされて拉致されたというアレンビーの主張を疑わしいとし「顔の傷は、泥酔して転んだ結果だ」とメディアに話して、アレンビーを激怒させた。

ヘラルドサンによると、アレンビーは「自分が悪い男かのように報じられた。トラウマになり、精神科医に助けを求めなくてはならなくなった」と訴えた。

米ツアー4勝の実績を持つアレンビーは事件の後、不調から抜け出せておらず、今季も5試合に出場して4試合で予選落ちを喫している。