2015年 WGC HSBCチャンピオンズ

日本勢は苦戦 岩田寛「歩いただけ」 小平智「ダメだった」

2015/11/07 19:29
8番ではハザード内の花畑からパーセーブ。だが、にこりともしなかった岩田寛

日本勢が苦しんでいる。中国・上海近郊で行われた世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」の3日目、3人が出場した日本勢は松山英樹が途中棄権、暫定ながら、岩田寛がイーブンパー63位タイ、小平智が10オーバー75位タイ。首位のケビン・キスナーは通算16アンダーまでスコアを伸ばした。

2日目に「77」を叩き、通算3オーバー69位へと順位を落とした岩田だが、この日は1イーグル、3バーディ、2ボギーの「69」と盛り返した。288ydの16番パー4は、1Wでピンそば4mへ1オンさせて2パットのバーディとし、18番(パー5)は残り217ydの第2打を4Iでピン下2mにつけてイーグル奪取。

だが、「特になにも…」と岩田のテンションは上がってこない。この日は、「下を向いて歩くことが多いので、普通に歩くということだけやっていた」と、感情的にならないことを心掛けていたそうで、ホールアウト後も半ば呆然としたままだった。

このままでは終われない。小平智は最終日にアンダーパーを目指す。

一方の小平は、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「76」。「ダメだった。ティショットがぶれたし、一回崩れたら立て直すのは難しい」と復調の流れをつかめないまま、3日目も終えてしまった。

「(明日は)一回もアンダーパーを出していないので、アンダーで回りたい。諦めず、最後までやりたいと思う」と、くちびるを噛みしめた。(中国・上海/今岡涼太)

2015年 WGC HSBCチャンピオンズ