【速報】優勝逃した石川遼は8位「鳥肌立った」
フロリダ州のTPCソーグラスで開催中の米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」最終日。首位と3打差の通算7アンダー、11位から出た石川遼は2バーディ1ボギーの「71」で通算8アンダーとし、8位タイで大会を終えた。優勝争いは通算12アンダーで並んだリッキー・ファウラー、ケビン・キスナー、セルヒオ・ガルシア(スペイン)のプレーオフにもつれこんだ。
1番から8番までパーを並べた石川は、レイアップした9番(パー5)で残り105ydの3打目を3mにつけてバーディ先行。上位陣がスコアを伸ばせず混戦の度合いを増したトップ10にその名を連ね、サンデーバックナインに突入した。
辛うじて池を越えるティショットになった13番(パー3)、50yd近く右にティショットを曲げた14番など、手に汗を握るパーセーブが続く石川。15番では左ラフからの2打目がグリーンを転がり落ち、アプローチも寄せ切れずにボギーをたたいた。16番(パー5)は刻んだ2打目がフェアウェイながら木の後ろに入るピンチ。3打目で強く左へ曲がる弾道を放ってグリーンを捕らえ、3mを沈めてバーディを奪い、しぶとくトップ10に食い下がった。
ホールアウトした石川は「自分の感触としては昨日より良かったが、ボールがまっすぐ飛ばないという感じだった。気持ち良くはプレーできていた」と、この日のプレーを総括。自分より1つ前の組をプレーしたファウラーのプレーには「最後(18番で)バーディパットを決めた時は鳥肌が立った」と明かし、「本当にこれからだと思う。来週も試合があるので、スイングも含め安定したプレーをできるように頑張りたい」と、改めて自身の米ツアー初優勝へのトライを誓った。
なお、通算3アンダーの40位から出た松山英樹は4バーディ1ボギーの「69」で、通算6アンダーに伸ばし、17位タイで大会を終えた。