パットに不満のマスターズ覇者 スピースは8位から逆転狙う
2015/04/19 07:50
サウスカロライナ州のハーバータウンGLで行われている米国男子ツアー「RBCヘリテージ」3日目。前日「62」をマークしたジョーダン・スピースは、4バーディ、1ボギーの「68」(パー71)と伸ばしきれず、通算9アンダーの8位タイで最終日を迎えることになった。
出だしの1番で1m強のパットを外してボギーを叩いたスピースは、すぐに2番(パー5)でバーディを取り返した。18ホールで3つあるパー5をすべてバーディとするなど、堅実にコースを攻略したが、「きょうは6アンダーくらい出したかった。そうすれば(最終日の)最終組に入れるかなと考えていた」と口惜しそう。
ショートするケースが目立ったパッティングに「4フィート(約1.2m)以上のパットが決まったのは11番(6mを沈めてバーディ)だけだった。ミドルパットは、僕はチャンスだと思える心地良い距離なんだけど」と不満を募らせた。
単独首位を走るトロイ・メリットとは5打差。結果的には前日から1ストローク縮めて残り18ホールを迎える。
「ものすごいスコアで上がってきた選手もきょうはいない。こういうコースなら何でも起こり得る。ひとつでも良いスコアで回りたい。あしたはとにかくアグレッシブに。失うものもありませんから。思うところにボールを運べれば、可能性はあるはずです」。勢いも、地力も確かな21歳の存在はリーダーにとってもちろん脅威になる。(サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド/桂川洋一)