2015年 マスターズ

3位浮上のミケルソン レフティのシャツがピンクだった理由

2015/04/12 11:04
着慣れないピンクのウエアが奏功? ムービングデーに3位浮上を果たしたP.ミケルソン(Ezra Shaw/Getty Images)

ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催中の「マスターズ」。21歳のジョーダン・スピースが通算16アンダーの単独首位でメジャー初勝利に王手をかけた3日目、フィル・ミケルソンが7バーディ、2ボギーの「67」をマークし、通算11アンダーの3位に浮上した。

4度目のマスターズ制覇を狙うミケルソンは、前日までのスピースとの差、8ストロークを5つに縮めた。「ピンシートを見たら、前半が攻めるチャンスだと思った」と2番(パー5)から3連続バーディ。9番で4つ目をものにした。

16番(パー3)ではピン左から12mのバーディパットを沈め、両手で大きなガッツポーズ。3mのチャンスを逃した最終18番に、パトロンの大きな溜め息が響かせながらも、「後半は手前のピンが多くて攻めあぐねた。いいスタートを切れてよかったと思う」と話した。

ミケルソンはこの日、ピンク色のシャツを着てプレーした。普段はシックなカラーを好むだけに、珍しいコーディネート。「僕の色じゃないよね。あんまり似合わないと思うんだ」と苦笑いしたが、これには理由があった。

「いつもこの色はあまり着ないんだけど、アーノルド・パーマーと最近多く時間を過ごして、“予感”がしてね。(ピンクは)彼が好んで着る色だったから。上位に行く必要があったから、引っ張り出してきたんだ」

とはいえ、最終日のシャツの色はもちろん決まっている。「日曜日は暗めの色のウエアが好きだから。あしたはもちろん黒を着る。黒いシャツで、ここで3回勝ったんだから」(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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