2014年 全米プロゴルフ選手権

「もったいない」 松山英樹はラスト5ホールで暗転

2014/08/08 09:33
前半は順調にバーディを重ねたが・・・終盤に崩れ54位で初日を終えた松山英樹

ケンタッキー州のバルハラGCで7日(木)、海外メジャー今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」が開幕。7時45分に10番からスタートした松山英樹は、一時は3アンダーまで伸ばしたものの終盤に崩れ、4バーディ、4ボギーのイーブンパー54位タイに留まった。

「3アンダーまで伸ばしていたので、もったいない感じはする」と、悔しさをにじませた松山。前半はリーダーボードのトップ名前を載せ、序盤戦をリードした。12番で8メートルを決めてバーディを先行させると、続く13番は残り105ヤードの2打目を20センチに絡めて2連続。17番ではバンカーを渡り歩いて初ボギーを叩いたが、18番(パー5)、1番と再び連続バーディを奪い、この時点で3アンダーとした。

しかし、「良いショットを打ってもミスになったり、少しずつ噛み合わなくなった」という終盤に入り失速。いずれもグリーンを外した5番と6番、さらに最終9番とボギーを重ね、ラスト5ホールで貯金を一気に使い果たした。後半9ホールのフェアウェイキープは3ホール、パーオンは4ホールに留まるなどショットに苦戦。6番ではフェアウェイからの2打目がダフリ気味に入り、60ヤード近くを残すミスショットが響いてのボギーだった。

12位タイで終えた「WGCブリヂストンインビテーショナル」で得たショットの好感覚は、「ないです」とピシャリ。「今のゴルフの状態からすれば、よく頑張って回れたと思う。前半のようなゴルフができれば上位にいけると思うので調整したい」。初日から得た収穫と反省を、明日のラウンドへの糧とできるか。(ケンタッキー州ルイビル/塚田達也)

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