2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル

61位タイの竹谷佳孝「見捨てないで(笑)」

2014/08/01 08:52
13番でバンカーからパーセーブし、笑顔を見せる竹谷佳孝

今週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」が米ツアー初参戦となる竹谷佳孝は、大会初日は3バーディ5ボギー1ダブルボギーの「74(パー70)」。4オーバーの61位タイでまずは初日を乗り切った。

10番スタートのこの日、16番(パー5)でバーディを奪うなど、前半をイーブンパーで折り返したが、2番(パー5)をボギーとすると、続く3番では「左を意識しすぎて、左へ行ってしまった」とティショットを左ラフへ入れてしまう。グリーン手前に池があり、レイアップを選択したが、3オン後に8メートルから3パット。「キープしておきたいホールで、それが出来なかった」と、ミスからのダブルボギーを悔しがった。

「今日が一番リラックスできていたし、体調も悪くない。本当に良い動きは出来ていた」という竹谷にとっては、普段とは(2打目で)3クラブ違うこともあったという自身の飛距離が誤算だった。1番では残り105ヤードからPWでグリーンオーバー。「飛んでいました。アドレナリンという感じではなく、湿度とか気温とか。昨日までは午前(のラウンド)が多かったので、そういうのが関係あるんじゃないかなと…」。

それでも、ボギーから2ホール以内にバーディを取り返したのは計3回。「そういうところはここ3年ほど取り組んできた」と竹谷は言う。「僕の信条というか、結果を求めてきてダメだったので、その後に切り替えられるようになってきた」と気持ちを切らさないことは、米ツアーの舞台でも変わらない。

「あと3日間あるし、修正していきたい。見捨てないでくださいね(笑)」。コツコツと難コースに挑む竹谷が、妙に健気に見えたセリフだった。(オハイオ州アクロン/今岡涼太)

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