石川遼が練習ラウンドを強行 体調面に不安も

フロリダ州のTPCソーグラスで今週開催される米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」。開幕2日前の6日（火）、ウェイティング1番目で出場資格の繰り下がりを待つ石川遼は、午前8時から松山英樹とイン9ホールをラウンドし、「すごいコース。ターゲットも狭いし、かなり良いショットを打たないといけない」と、初めて体感した“第5のメジャー”の舞台を評した。

しかし、プレー中は松山と笑顔で会話するシーンも見られたものの、ホールアウト後は体調が急変。椅子に腰をかけて日陰でしばらく休憩をとり、練習も回避して足早にコースを後にした。

「全体的に体が重い感じ。飛行機で11時間ぐらい寝ましたし、今日の朝はバッチリだったんですけど・・・。時差ボケだと思うので、ぜんぜん問題は無いと思います」。前週まで一時帰国し、日本ツアー2試合に参戦。昨夜遅くに当地に入ったハードスケジュールが祟ったのか、体を休める間もなく早朝からラウンドを強行した負担は、やはり大きかったようだ。

「それは自分が望んだこと。やっぱりコースを回りたいと思ったので。明日はアウト9ホールを回って、（合計）18ホールを回った状態で木曜日にプレーできるのは良かったと思う」。

2日後に迎える第1ラウンドで、最終組がティオフするまでに欠場者が出なければ石川の出場の可能性は消えるが、すでに初日を見据えて臨戦モード。まずは体調の回復を急ぎ、朗報を待つ。（フロリダ州ジャクソンビル／塚田達也）