2014年 RBCヘリテージ

最年少でのトップ10入り スピースは“キャプテン”2人と同組

2014/04/17 11:35
マスターズの余韻が冷めやらぬ中、やはりJ.スピースは今週も注目の1人(Streeter Lecka /Getty Images)

先週、初出場の「マスターズ」で2位タイに入ったジョーダン・スピースが、今週の「RBCヘリテージ」にも出場する。スピースは月曜日に発表された世界ランキングで9位となり、アメリカ人として史上最年少でのトップ10入りを果たしたばかり。

タイガー・ウッズがトップ10に入ったのは21歳4ヶ月だが、スピースは20歳8ヶ月。20歳になった翌週にトップ10入りを果たしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が史上最年少記録を誇るが、スピースの勢いは彼らに匹敵するものだ。

「とても興奮したけど、同時にあの終わり方は少しほろ苦いものだった。またあの場所に戻れると信じている」と、日曜日のオーガスタを振り返ったスピース。今大会は初出場した昨年に9位に入るなど相性も悪くない。「大会の雰囲気、クールな灯台、特徴的なホール、全体のデザインとヒルトンヘッドの空気が特別。ここでプレーするのが好きなんだ」。スピースへの注目は今週も高そうだ。

予選ラウンドの組み合わせは、今大会過去5勝を誇るデービス・ラブ3世と同2勝のトム・ワトソン。それだけではない。ラブは前回の「ライダーカップ」キャプテンであり、昨年スピースが出場した「プレジデンツカップ」での副キャプテン。そして、ワトソンは今年9月末にスコットランドで開催される「ライダーカップ」のキャプテンだ。

「ライダーカップ」に出場することが大目標の1つということはスピースも例外ではない。「最高のペアリング。偉大な先輩であり、ゴルフ界の伝説たちとのラウンドは畏れ多いものだけど、2人から何かを学べると嬉しいね」とスピースは言う。

「予選2日間、彼を近くで観察して、どんなプレーをするのか見させて貰うよ」と話すワトソン・キャプテンも準備万端だ。(サウスカロライナ州ヒルトンヘッド/今岡涼太)

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