2014年 マスターズ

痛恨池ポチャで最年少優勝ならず…20歳のスピースは2位

2014/04/14 11:02
敗れたスピースはタイガー越えならず。18番グリーンで思ったのは(David Cannon/Getty Images)

「マスターズ」での史上最年少優勝記録更新に挑んだジョーダン・スピースの挑戦は、バッバ・ワトソンによって阻まれた。首位タイから出た最終日、スピースは4バーディ4ボギーで回って通算5アンダーでホールアウト。ただ1人、ワトソンだけがこのスコアを上回った。

オーガスタナショナルGCのサンデーバックナイン。夢にまでみた優勝争いの渦中にスピースはいた。前半を終えて首位のワトソンに2打差をつけられていたが、「まだこの試合を勝てると信じていた」。

迎えた12番(パー3)。ピンポジションは右の奥。ピンまで150ヤードの距離にスピースは9Iをバックから抜いた。「軽いアゲンストだと思ったけど、少し弱まったように感じた。もしフォローの風なら、奧のバンカーに届くクラブ」。だが、スピースの球はグリーン手前の斜面に落ちて、そのままクリークへと転がり落ちた。

このホールはなんとかボギーで切り抜けたものの、続く13番では左の林を越したワトソンのティショットに対し、スピースは右の林から2打を要してワトソンの少し前にたどり着くのが精一杯。

「彼の13番のティショットは絶対に忘れない。あれは、70ヤードも左のOBに行ったと思ったけど完璧だった。脱帽だよ」。2年前のマスターズチャンピオンの圧巻のゴルフを前に、スピースは素直に敗北を受け入れた。

初出場の「マスターズ」で首位と3打差の2位フィニッシュ。スピースは「とても嬉しいことは間違いない。でも、いま考えていることは、次にいつこの場所(マスターズの優勝争い)に戻って来られるかということだけ。それは簡単なことではないからね」と、早くも先を見つめている。

タイガー・ウッズフィル・ミケルソン不在のオーガスタの週末を賑わした20歳は、大きな経験を手にオーガスタを後にした。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)

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