3位タイにマナッセロ 同い年のスターに刺激
2014/03/15 09:16
フロリダ州イニスブルックリゾートで行われている米国男子ツアー「バルスパー選手権」は予選ラウンド2日間を終え、ロバート・ガリガスが通算7アンダーの単独首位。4打差の3位タイにマッテオ・マナッセロ(イタリア)がつけている。
マナッセロはこの日前半13番(パー3)でティショットをグリーン手前の池に入れてダブルボギー。しかしその後1番(パー5)からの2連続バーディなどで挽回した。
「ミスはそんなに多くなかったし、もちろんグリーン上で取りこぼしもあった。でもハッピーだし、良いポジションにいると思う。ここのグリーンは難しい。2日間で2メートルくらいのパットを外したけど、みんなそうだろうと思ってやっている」。今年初めて米国でプレーした「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」から4週連続での出場だが、疲れの色は見えない。
今年4月には21歳になるマナッセロ。2010年には「マスターズ」に16歳11か月で臨み、史上最年少予選通過記録を樹立。(現在は中国のグァン・ティンランの14歳5か月)。依然として欧州ツアーを主戦場として腕を磨いている。しかし昨シーズンは、同じ93年生まれのジョーダン・スピースが大ブレーク。米ツアー初勝利においては先を越されてしまった。
「僕は大学に進学したわけじゃないから、たくさんというほどではないけど、何回かはアマチュアの時にここでプレーした。ジョーダンとも、他の選手ともね。やっぱりアメリカで、WGCやメジャーを戦うのは特別だ。僕ら(の世代)は、みんな良いポジションで争っていると思うよ」と、もちろん刺激を受ける存在だ。
そのスピースも通算1アンダーの12位と好位置。早熟のライバル関係は注目を集めるだろうか。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)