2013年 プレジデンツカップ

N.プライス 松山英樹のプレジデンツカップでの活躍に期待

2013/07/31 12:08
プレジデンツカップ世界選抜の主将を務めるニック・プライス。4連敗中の流れを止められるか

2年に1度の世界選抜(欧州を除く)と米国選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」は今年、10月にオハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開催される。その世界選抜チームの代表選手は、次週「全米プロゴルフ選手権」終了時の世界ランキングで上位10人が自動的に決まり、その後、主将を務めるニック・プライス(ジンバブエ)が2人を推薦して、計12選手のチームが完成する。

日本の松山英樹は現在世界ランク33位で、チームでは上から7番目。選抜入りは確実と言える状況だ。そしてプライス・キャプテンは30日(水)、2日後に開幕する「WGCブリヂストンインビテーショナル」に先立ち、会場のファイヤーストーンCCでの会見に出席。「彼がビッグゲームに向いていることは明らか。ルーキーとして臨んだ全米オープン、全英オープンでの戦いぶりは、ただ驚くべきことだ」と期待を寄せた。

そしてプライスは、プレジデンツカップに参戦する“もう一人”の日本人である存在の大きさにも言及した。「(前回大会までに主将を務めた)グレッグ・ノーマンは、全選手が英語で会話できないことを懸念していたが?」という質問に対し、「それが丸山茂樹を(副キャテンとして)チームに入れた理由の一つだ」とコメント。

「(チーム作りを考える)早い段階で、日本人選手が2人はチームに入るだろうと思っていた。私は彼らにも、思い切ってプレーしてほしい」、「でも彼は11人の選手たちと一緒に戦うわけだから、きっとナーバスにもなる。自分のためにプレーするのではない、それは大きな違いだ。だから、茂樹と私が話し合って、彼のチームでの大きな役割を担ってもらえるようにしたいんだ」

プライスはこの日の会見前、練習ラウンドを終えた松山とドライビングレンジで対面。両肩に手を添えながら「しっかりした体をしているね。これなら飛距離も出るはずだ」と納得顔で声をかけ、再会を心待ちにした。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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