石川遼が2週間ぶりの参戦 ハードセッティングに警戒
2013/05/01 13:24
「マスターズ」からの2連戦を経て、1週間のオープンウィークを挟んだ石川遼は今週、自身の米ツアー今季12試合目となるノースカロライナ州開催の「ウェルズファーゴ選手権」に出場する。
ルーキーイヤーとして迎える今季は、当然ながら初めて向き合うコースも多い。総距離7,492ヤードと、米ツアーでも有数の長距離コースである今週のクエイルホロークラブもその1つ。石川は昨日29日(月)にイン9ホール、この日30日(火)にアウト9ホールを回り、自身とコースの感触を確かめた。
前回の「RBCヘリテージ」の舞台、ハーバータウンは7,101ヤードと距離が短めの林間コース。攻略ルート上の落としどころは限られているため、飛距離のアドバンテージよりもショットの正確性が求められた。対して今週は「飛ぶ人のほうが有利かなって思う、アメリカらしいセッティング」と印象を口にする石川。フェアウェイを挟むラフも深く、「出すだけになってしまうこともあるので、(ラフは)ペナルティになると思ってやりたい」と警戒を示し、「全体的に長いクラブを持つと思うので、グリーン周りも難しくなる」と続けた。
先週1週間のオープンウィークを「体力的にもリセットできたり、体のケアに専念できたり、試合のことを考えないで一週間を過ごすというのは良いリセット方法」と振り返る石川。先週は重点的にパットの練習にも時間を費やし、「ショットの面でも、アプローチやパットの面でも、不安や大きな課題はなくなりつつある」。心身ともに充実の状態で、ロリー・マキロイやフィル・ミケルソン、リー・ウェストウッドら強豪揃いのフィールドに挑む。