米国男子ツアー

日本人選手情報/連続バーディ発進の田中は、1オーバー24位で踏ん張る!!

2003/06/15 09:00

全米オープン3日目

スタートの1番ホールで、ロングパットを決め、地元ファンの声援にガッツポーズで応える田中(BEYONDSHIP)

日本勢で唯一決勝ラウンドに進出したのは、最終予選をトップで通過した田中秀道だった。イーブンパーの27位、3日目は今年のマスターズを制したマイク・ウィアと同じ組でラウンドすることになった。

ウィアと田中が同じ組でラウンドするのは、今年2回目。初めてのラウンドは2000年11月のアメックス選手権だった。田中が始めて世界にその名を轟かせた大会だ。単独首位で最終日を迎えた田中だったが、同じ最終組のウィアに逆転優勝を許してしまった。

そして今年2月のニッサンオープン2日目にもウィアがスコアを伸ばしたが、田中は順位を下げた。この試合もウィアが最終日にスコアを伸ばし優勝している。

さて、3度目の顔合わせとなるこの日、田中はウィアを圧倒するスタートを切った。1番パー5では3打目でグリーンの縁まで運ぶと、長いバーディパットを決めた。そして2番ホールでも上り3メートルをしっかり決め連続バーディ。そのまま勢いに乗りたかったが、6番パー5でバーディパットを外すと思わず天を見上げた。

そして、8番ではティショットをフェアウェイ右サイドのクリークに打ち込みトラブルの連続。なんとかダブルボギーで抑えたという感じで、続く9番でもボギーを叩いてしまった。しかし、その後は全てパーで凌ぎ、1オーバーでホールアウトし24位。昨年37位に終わったが、その上はもちろん、トップ10入りも狙ってもらいたい。