開幕直前!ビジェイ・シンなど選手たちのコメント
PGAツアーは今季メジャー第2戦「全米オープン」の週を迎えている。「マスターズ」で優勝したタイガー・ウッズは、先週「全米女子プロ」で優勝したアニカ・ソレンスタムのように年間グランドスラムに向け2冠を制することができるのだろうか?舞台となるパインハーストのナンバー2コースでの「全米オープン」開催は6年振り。難しいながらもフェアなコースだと語る選手が大半を占めている。
リー・ジャンセン
「1999年の時と比べるとやや距離が伸びていますね。それでも、ゴルフ用具が進化したせいで、逆にコースは短く感じると思います。パターを使ってグリーンに乗せようとしてもうまく打てなければピンまで2メートル近く残ってしまうこともあると思います。チッピィングだったらどこに行くのか見当がつきませんから、多くの選手はチップショットを避けるでしょうね」
ビジェイ・シン
「全て完璧な状態ですね。フェアウェイは見事なまでに整理されていますし、ラフはおそらく今年は一度も刈ってないんじゃないでしょうか?練習ラウンドでは必要に応じてチップショットをできますが、トーナメントが始まったらみんなもっと簡単な方法、つまりパッティングを試みたり、他のクラブで転がして寄せてくるはずです。チップショットが全く出来ないわけではありません。ただ、グリーンを外した場合のことを考えると正しい場所で外すべきですね」
チャド・キャンベル
「今日ラフに乗った時にはグリーンまで届きませんでした。深さは8センチくらいだと思いますが、ボールが浮くことはありませんから、ラフにいれたら根本から打つことを心掛けなくてはいけません。寄せワンを決められる選手がこのコースでは生き残れるでしょうね。ここではチップショットでもなかなかピンに寄りませんから2メートル前後のパーパットを決められる選手の勝ちでしょう」
スコット・マッキャロン
「8センチ程の深いラフが99年の時よりも密集していますから捕まったら大変です。99年よりも難しいコンディションになると思います」
パインハーストのナンバー2コース周辺は春の間、例年に比べ気温が低かったため、グリーン周りに多くの茶色い部分が目立っている。攻め方も変わってくることが予想される。
トム・パニース
「今年はグリーン周りでチッピィングではなくパッティングする選手が多いと思います。グリーンの周囲はかなり短く芝が刈られていますからチッピィングを諦め、パターを使うことになるでしょうね。ショットの正確性が大事になります。砲台グリーンに転がして乗せようと思ってもスムーズなライばかりではありませんから、そこで弾んで勢いを失い戻ってきてしまうボールがあると思います」
アーロン・オーバーホルザー
「ボールがどう弾むかによるでしょう。ここのグリーンはボールがこぼれやすいようになっていますから、そこからチップショットかパットかで悩むと思います」