米国男子ツアー

注目のタイガー・ミケルソン・オギルビー組 初日のドラマ

2006/08/18 09:00

全米プロゴルフ選手権 初日

タイガ-・ウッズ、ジェフ・オギルビ-、フィル・ミケルソンのス-パ-・トリオは、予想通り、今日最も多くのギャラリ-を引き連れていました。クリス・ディマルコは、タイガ-の組の2組前にスタート。ディマルコがティ-ショットを放った時、10番ティ-に集まったギャラリ-は100人ぐらい居ましたが、フェアウェイを歩くディマルコについていたのは、ディマルコのエ-ジェントただひとりでした。

しかしその20分後には、ギャラリ-が幾重にもティー・グラウンドを取り囲み、8時半にはクラブハウスから10番ティ-に向うギャラリ-の列で大渋滞となりました。タイガ-たちの組がスタ-トしたその時に、今年の全米プロゴルフ選手権が始まったといっても過言ではないでしょう。

スタート前にしっかり握手を交わしたタイガ-とミケルソン。しかしその後、ふたりが話し合う場面はほとんどなく、お互い黙々とプレ-に集中していました。

フィル・ミケルソン
「8時半にスタ-トした時は、クラブハウスから10番ティ-まで距離があるせいか、思ったほどギャラリ-はいないと感じましたが、後半に入ってからは、かなり賑やかでしたね」。

ジェフ・オギルビ-
「ロープの中はピリピリ、ロ-プの外は熱狂的な雰囲気でしたね」。

タイガ-のスロー・スタ-トと同じように、黒山の人だかりができるまでには少し時間がかかったようです。

タイガ-・ウッズ
「みんな10番ティ-が見つからず、迷ってしまったのでしょうね」。

タイガ-はメジャ-で3試合続けて、初日の出だしをボギ-としましたが、その後リズムを取り戻しています。

タイガ-・ウッズ
「メジャ-の72ホ-ルでボギ-が避けられないとしたら、早いうちにボギ-を叩いたほうがマシですよ。最初にボギ-で厄払いをしたようなものです。全体的にはいいプレ-が出来たと思います。ショットが安定し、パットのスピ-ドもうまく合い、我慢のゴルフが出来ましたね」。

フィル・ミケルソン
「過去数日間、うまく練習できたので、もう少しいいプレ-ができると思っていました。悔いが残るショットがいくつかありましたからね。これから練習場で調整し、明日に向けて準備します」。

ジェフ・オギルビ-は7バ-ディと、タイガ-とミケルソンよりも3つ多くバーディをマ-ク。全米オ-プンチャンピオンは、スーパ-スタ-2人とのラウンドでも、冷静さを失いませんでした。

ジェフ・オギルビ-
「ギャラリ-気分で2人のゴルフを観察するのは、危険なことです。私はタイガ-ともミケルソンとも一緒にプレ-したことがあったので、もうそんな気分にはなりません。ショットの際に色んな音に邪魔されることは嫌ですが、そういう時は落ち着いて仕切り直して、イライラしないようにしています」。

記者 「優勝スコアは、どれぐらいだと思いますか?」

タイガ-・ウッズ
「2桁アンダ-になるのは間違いないでしょう」。