米国男子ツアー

全米プロゴルフ選手権初日 そのほかの注目プレー

2006/08/18 09:00

初日のフロントナインを30で折り返す猛チャージを見せたデ-ビス・ラブIII。5番までに4つのバーディを稼ぐ素晴らしいスタートを切りました。さらに7番パ-5ではイ-グル・パットを決めて6アンダ-と一気に単独首位に躍り出ます。

しかし、ラブは17番パ-3でトラブル。セカンド・ショットが、グリ-ンサイドのラフで空振り。フェースがラフで浮いたボールの下を通るという、メジャ-ならではのミス・ショットが出てしまいました。ここまで7アンダ-で単独トップだったラブは、サード・ショットをバンカ-に入れ、結果このホールを痛恨のトリプル・ボギ-。一気に後退し、初日は4アンダ-となっています。

代わって首位に浮上したのが、5アンダ-のル-カス・グラバ-。最終18番パ-4でもバ-ディを決めて、結果6アンダー。ライダ-カップのアメリカ選抜チ-ム入りを目指しているグラバ-は、幸先の良いスタート。また前回のライダーカップでタイガーと組み、良いコンビネーションを見せたクリス・ライリ-も同じく6アンダーでフィニッシュしています。

ノーボギ-で回ったビリ-・アンドレ-ドが1打差の5アンダ-。全米オ-プン以来、トップ5入りが3回というスチュワ-ト・シンクは、4アンダ-です。初日は60人がアンダ-・パ-で回りました。全米プロがストロ-ク・プレ-の大会となった1958年以来、最も多くの選手がアンダ-・パ-で回ったことになります。2位から4位まで4つのラウンドは、1993年と95年の大会。これまでの記録は95年、リビエラでのセカンド・ラウンドにおける58人でした。今年は、この勢いで行くと72ホ-ルでの大会最少スコアが記録されるかも知れませんが、93年に優勝したエ-ジンガ-は12アンダ-、95年に勝ったスティ-ブ・エルキントンは17アンダ-でした。

また、ビリ-・メイフェア-が3アンダ-をマ-クしたことも、大きなニュ-スとなっています。メイフェア-は2週間足らず前に精巣癌の手術を受けたばかりで、今日は一時6アンダ-まで伸ばしましたが、上がり6ホ-ルは3ボギ-でした。

2アンダ-のレティ-フ・グ-センは、全米プロゴルフ選手権での予選落ちが過去4回。去年は6位でした。優勝候補のジム・フュ-リックは2アンダ-。日本勢では、谷原秀人が1オ-バ-の82位タイ。丸山茂樹は4オ-バ-の131位タイでした。