米国男子ツアー

今日の日本人選手/いい緊張感の中で実力を発揮した片山晋呉!巻き返しを誓う丸山茂樹!

2006/04/07 09:00

マスターズ初日

この日、丸山茂樹片山晋呉の2人の日本人選手は、明暗を分ける格好となった。 フィル・ミケルソンアーニー・エルス(南アフリカ)といった強豪と同組になり、いい緊張感の中で、普段以上の力を発揮したのが片山だ。難コースのオーガスタを果敢に攻めて、前半で2つのバーディ奪取。惜しくも、6番でダブルボギー、9番ではボギーを叩いたものの1オーバーで折り返す健闘ぶり。後半に入ってからも2ボギーで凌いで、トータル3オーバーの48位タイで初日を終えた。

「実は昨晩は眠れなかった程、緊張したんです。なんせ世界のトップ5の選手達と一緒にラウンドするんですからね。こんな事は、ここ最近なかった」……という中で、片山は練習ラウンドでは見られなかった程、ティショットで飛距離を伸ばし、アイアンショットの精度を上げていった。トップ選手の間に入って、自らの闘争本能と集中力を最高に高めた結果である。

「実際にラウンドを終えてみると、自分でもここまでやれるんだな、という実感が持てました。明日もいいプレーを続けて、1アンダーでラウンドできたら最高ですね」。この言葉も、今の片山なら決して不可能ではないはずだ。

一方、丸山はややプレーの精度を欠いてしまった。スタートホールの1番でボギーを叩くと、7番、8番も連続ボギーとし、前半を3オーバー。さらに、後半に入ってからもボギーが先行し、最終的には7オーバーの72位タイでフィニッシュ。「やはり難しいですね。グリーンも硬いですし、今日は攻め切れませんでした」と、苦しいラウンドを振り返った。果たして、明日以降巻き返しなるか!?