今日の日本人選手/8名の日本勢が出場! 4人の初出場組にも期待
今年の「全英オープン」は、日本のゴルフファンにとって沢山の楽しみが詰まっている。総勢8名もの日本人プレーヤーが、世界最高峰のメジャー戦に登場するのだ。中でも最も活躍が期待されるのが、米国PGA賞金ランキングの資格で「全英」初出場を決めた今田竜二。今季は「AT&Tクラシック」でツアー初優勝を収めたほか、メジャー第2戦「全米オープン」では18位タイで終えるなど大ブレイク中。兵ぞろいの米国PGAツアーにあって、賞金ランキング、FedExカップランキングでも上位に名を連ねるなど、好調なシーズンを送っている。初出場の今大会でも、上位争いを演じる可能性は十分だ。
日本ツアーから出場するのは、世界ランキングの資格で出場する谷口徹、昨年度の賞金ランク上位2名の資格で出場する谷原秀人、日本予選ランキング上位2名の資格で出場する岩田寛と甲斐慎太郎、「ミズノオープンよみうりクラシック」上位4名の資格で出場する矢野東、塚田好宣、松村道央の7名だ。世界ランキングの資格で出場資格を持っていた片山晋呉は、残念ながら故障を理由に欠場を表明している。
谷口は今年で7度目の出場。今季は海外メジャー初戦「マスターズ」、第2戦「全米オープン」に出場し、ともに僅か1ストローク及ばずに悔しい予選落ちを喫している。今年3度目のメジャーで、優勝候補たちを脅かす活躍に期待したい。4度目の出場となる谷原と言えば、5位タイに食い込んだ2006年大会が今なお記憶に新しい。今季は日本ツアーで早くも勝利を挙げ、調子が上向きの中で迎える今大会。2006年大会の再現を、誰もが待ち望んでいることだろう。
また、2004年以来2度目の出場となる塚田を除く、矢野、岩田、甲斐、松村の4名は海外メジャー初出場。いずれもフレッシュな面々が揃い、初の大舞台に向けて高いモチベーションで臨んでくるはず。日本ツアーでも有数のパットの名手である矢野や岩田、ついに高い潜在能力が花開いた甲斐ら、将来を嘱望される日本のホープたちがどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。