2009年 マスターズ

孤高の日本人PGAツアープレーヤー、今田竜二がついにオーガスタへ!

2009/03/16 09:00
米国でトッププレーヤーに成長した今田竜二が、ついに「マスターズ」の出場権を手に!

14歳で単身アメリカに渡り、下部ツアーを経て、今や米国PGAツアーのトッププレーヤーに成長した今田竜二が、ついに「マスターズ」への初出場を果たす。日本ツアーでの実績、もしくはワールドランキングの資格で招待を受ける日本人プレーヤーが多い中、米ツアーの実績だけで「マスターズ」出場を決めたことは称賛に値する。

昨年5月の「AT&Tクラシック」で、青木功丸山茂樹に次ぐ日本人として3人目となるPGAツアー初勝利を挙げ、悲願の「マスターズ」出場権を獲得。世界的な評価、また日本での知名度も一気に高まり、今大会でも一際高い注目を浴びている。

パワーヒッター揃いのPGAツアーにあり、常に飛距離不足が嘆かれる日本人プレーヤー。今田もその例外ではないが、それを補って余りある卓越したショートゲーム、そしてパッティングが今田の武器だ。テクニックがパワーを凌駕し、昨シーズンは賞金ランク13位という見事な成績で終えた。すべてのプレーヤーを悩ませる、オーガスタの超高速グリーン。今田は、それを制すだけのプレースタイルと資質を備えていると言えるだろう。

大志を抱き、渡米してからおよそ19年。その集大成となる大舞台で、長年培ってきた「マスターズ」への想いを、そして実力のすべてを余すことなくぶつけてほしい。

2009年 マスターズ