米国男子ツアー

情熱度は欧州の勝ち!?

2002/09/26 09:00

WGC(世界ゴルフ選手権)AMEX選手権でタイガーが「ライダーカップで優勝するよりもAMEX選手権で勝って100万ドルもらう方が大事な理由を100個上げられる」と発言したことがマスコミで取り上げられ、アメリカ選抜は「ライダーカップ」への情熱が足りないなどと言われているが、それは本当なのだろうか?

ちなみにタイガーは記者会見で「AMEX選手権の方が大事な理由を100個述べられると言った件は皮肉交じりのジョークだった」と反論している。マスコミがあまりに馬鹿げた質問をしたのでジョークを言ったらしい。本人曰く「チーム戦でマッチプレーのライダーカップと、個人技でストロークプレーのAMEX選手権を比べること事態が無駄で、ましてやAMEX選手権3日目終了後、僕が首位で優勝を狙っているときにそんな質問をした記者に呆れて発言したことだ」と言った。

しかしタイガーの発言を除いても、やはり欧州の方から熱っぽさが伝わってくる。

トーマス・ビヨーン
「メジャーを除けば一番大事な大会。プロを目指す者の憧れだし、ライダーカップに参戦することが目標だ」

ポール・マギンリー
「世界3大イベントの1つ。オリンピックとサッカーのワールドカップに告ぐ大会だ」

カーティス・ストレンジ
「欧州と我々米国の、この大会の評価には少しズレがあるかもしれない。我々はゴルフの頂点を目指すとき、マスターズや全米オープンを見ながら育っている。欧州の選手は全英オープンとこのライダーカップを見て育っている。その差だ」

タイガー・ウッズ
「昔に比べて欧州ツアーと米ツアーが互角になってきている。その欧州ツアーの代表となるわけだから、彼らも負けるわけにいかないと必死なんだ」

ジム・フューリック
「ライダーカップに対する情熱では、どちらも負けていないよ。プライドをかけて戦ってるのはどちらも同じだ」

デービス・ラブIII
「前回大会の時、2日目を終えた時点で大差で負けていた自分たちが悔しがっている姿を見たはずだ。そして最終日のシングル戦で逆転した時の喜びを見れば、どれだけ情熱があるか分かるだろう?」

リー・ウェストウッド
「アメリカ勢は気合が入っていると思う。彼らが誰よりも負けず嫌いなのは有名だ。前回大会でのはしゃぎようを見ればわかるだろう?」