米国男子ツアー

「マスターズ」に年齢制限!?

2002/04/27 09:00

今年の「マスターズ」で話題になった「肩たたきの手紙」。いわゆる過去のチャンピオンたちで、すでに現役を退き、大会でのプレーには相応しくないと「マスターズ委員会」が判断したプレーヤーたちに送られた書簡のことだが、今後はそんな「手紙」が出されることはなさそうだ。
というのも、「マスターズ委員会」のジョンソン会長が今後の「マスターズ」から年齢制限を含む、参戦資格の改訂を2004年の「マスターズ」から執行することを発表。

その中身は、「マスターズ開催初日の時点で65歳以下の選手で、現役選手であること」また「現役選手とは、PGAまたは、シニアPGAの年間トーナメントに最低でも15試合以上出場している選手のことを指す」と、厳しいもの。往年の名プレーヤーたちが集う、年に一度の「お祭り」から懐かしい顔ぶれが一気に減りそうだ。

しかし、開催期間に開かれる「チャンピオンズ・ディナー」は今後も続けられ、過去のチャンピオンたち全員に招待状がだされることは変わりない。この規定でいくと、ゲイリー・プレーヤーは来年で最後。ジャック・ニクラスは2005年まで65歳にはならないが、年間15試合という部分がクリアできない。ニクラスが年間に15試合も消化したことは1995年以来1度もない。