米国男子ツアー

ジャスティン・レナード優勝振り返り

2002/04/24 09:00

2000年9月のテキサス・オープン、そして2001年のテキサス・オープンでの連覇。地元テキサスでその強さを見せ付け久々にPGAの優勝者リストに名を連ねたレナードだったが、その後またしても大きな飛躍は無かった。さらに、シーズン前半での躍進がいままで無かったこと、そしてこの「ワールドコム」との相性が過去2年間「予選落ち」と悪いことから、本人さえもあまり期待薄の参戦だったという。

ジャスティン・レナード「妻やキャディに言ってたんだ、今年も予選落ちだったら、来年からこのトーナメントはスケジュールに組み込むのをやめようって。自分も期待していなかったし、どこにも力が入っていなかった。そんな気負わない状態が良いプレーを生んだんだね。」

最終日のプレーは優勝者に相応しいとは言いがたいバーディなしの2ボギー・16パー。しかし最初の3日間で稼ぎ出した「貯金」が僅差の1打分足りた。

ジャスティン・レナード「最終日は我慢のゴルフだったね、でも大きなミスはなかった。13番でのミスと14番での短いパーパットを外した点以外は、バーディにこそつながらなかったけど、悪いショットじゃない。なんとか荒波の中の船を乗りこなしたって感じだね。以前のようなランキング上位を目指している僕にとっては、嬉しい第一歩。5月から9月という得意なシーズンを前にすでに1勝上げられたなんて本当に嬉しいし、励みになるよ。」